廃棄回収されたPETボトルから作られたリサイクルクロス!
PET (ポリエチレンテレフタレート)はその耐久性や利便性から多くの場所で利用されていますが、廃棄ゴミとして大きな社会問題ともなっている素材です。
特に海洋に流れ出たPETはマイクロプラスチックとなり海洋汚染の要因のひとつとなっています。
これらの問題を少しでも改善できないかと考えて作られたのが「PETボトルクロス」です。
ペットボトルクロス
PETボトルクロスの特徴
100%リサイクルポリエステルを使用しています
サイン・ディスプレイ業界において「エコ」というと、PVCフリーやサーマルリサイクルといった使用物質や廃棄方法からアプローチすることが多い傾向にありますが、この「PETボトルクロス」は廃棄されたPETボトルを回収、再ペレット化したリサイクル100%の原糸から成るインクジェットクロスで、グリーン購入法適合品となっております。「旗・のぼり・幕」使用される繊維-①に該当※脚注1
「モノからモノ」へのリサイクル生地は現状PETボトルクロスのみとなります。(2021年6月時点)
また、使用後はRPF化(固形燃料化)することにより、サーマルリサイクルを達成させることができます。
生地+インクの組み合わせでも防炎試験をクリアした防炎生地となるため、イベント会や展示会でも使用することができます。
【脚注1】使用される繊維-①とは?
再生PET樹脂から得られるポリエステル繊維が、繊維部分全体重量比で25%以上使用されていること。ただし、繊維部分全体重量に占めるポリエステル繊維重量が50%未満の場合は、再生PET樹脂から得られるポリエステル繊維が、繊維部分全体重量比で 10%以上かつポリエステル繊維重量比で50%以上使用されていること。
【一部抜粋資料】環境物品等の調達の推進に関する基本方針 P.155-156|【18-3】旗・のぼり・幕類
PETボトルクロスの加工方法
タペストリーとして使われる場合は袋加工をします。
左右は切りっぱなしでもほつれません。
また横断幕などでも使用できますので、その場合は周囲ロープ補強してハトメ加工をします。
袋加工

上下または上のみ袋加工をして、中にパイプ等を差し込みます。コストを抑えて簡易的にタペストリーを作りたい方におすすめです。
補強ロープ

強風で煽られて幕が引きちぎれるなどのトラブルを防ぐため、4辺に補強用のロープを入れて縫製します。主に屋外で使用する際に施します。
ハトメ加工

取り付ける際に紐などを通す穴として、ハトメを打ち付けます。
屋内短期などは周囲カットでハトメでも良いのですが、基本周囲折り返して縫製します。
色はシルバー、ゴールド、黒、透明があり、大きさも多数用意してあります。