印刷データを入稿するときの、よくあるミスや、確認するポイントについてまとめました。
入稿後にデータ不備が見つかってしまうと、納期の遅れや希望するサイズとは異なる製品が仕上がってしまう可能性もあります。
ぜひ入稿前に確認してみてくださいね。
発注サイズで作成していますか?
発注時に伝えているデータサイズと、実際のデータサイズが異なる場合、制作会社は印刷を進めることができなくなります。
とくに発注者とデータ作成者が異なる場合によくみられる傾向にあります。
データ入稿前に必ず、発注サイズとデータサイズが合っているか確認しましょう。
(アートボードサイズも同様です)
仕上がり位置に文字を配置していませんか?
印刷の際は、仕上がりサイズよりも大きな素材に印刷して指定サイズにカットしますが、
いくら注意しても数ミリのズレが生じてしまうこともあります。
そのため、仕上がり位置付近への、文字や重要な情報(会社ロゴ)などの配置は避けましょう。
目安としては、仕上がり位置から3mm程度内側にすれば問題ありませんが、縫製などの加工内容によっては、さらに内側へ配置する必要があります。
制作会社によって異なりますので、事前に確認しておくと安心です。
塗り足しは足りていますか?
データの背景全面にデザインや色がある場合、塗り足しのデータが必要になります。
先述したように、仕上がり位置でカットする場合は数ミリのズレが発生する可能性がありますが、塗り足しが全くないデータでズレが発生した場合、白い部分が出てしまうことがあります。
通常、仕上がり位置より外側に3mm程度あれば十分ですが、加工内容によってはさらに必要な場合があるため、こちらも制作会社に確認しておくと安心です。
トンボはありますか?
トンボはデータ上で仕上がり位置につける印のことで、「トリムマーク」と呼ばれることもあります。
実際に印刷されるものはありませんが、印刷物の完成サイズを知るための情報となるため、必ず付けるようにしましょう。
トンボには西洋式(線が一本)と、日本式(線が二本)の2種類がありますが、基本的にはどちらでもかまいません。
仕上がり罫は消しましたか?
仕上がり位置に入れる罫線のことを「仕上がり罫」といいます。
この仕上がり罫は、データの仕上がりを確認しやすくするために入れることがよくありますが、印刷には不要なため、入稿の際は消しておくようにしましょう。
まとめ
- 発注サイズとデータサイズが合っているか確認する。
- 仕上がり位置付近への、文字やロゴの配置は避ける。
- 塗り足しは通常3mmあれば良いが、加工内容によってはそれ以上必要な場合もある。
- 仕上がり目安の「トンボ」を付ける。
- 仕上がり罫は消して入稿する。
いかがでしたでしょうか。
印刷データは入稿前にしっかりチェックして、スムーズに進められると良いですよね。
ほかにも印刷データで不安なことや、お見積りやサンプルのご依頼もお気軽にご相談ください。
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